2017.03.14
モニエル瓦 塗膜の剥がれ
おはようございます、末廣です。
花粉症シーズンに入り、毎日くしゃみ&目の痒みと戦っております(笑)。
昨日は眼科へ行き、点眼剤を処方してもらいました。
さて先日、池田さんと建物診断の依頼をいただいたお客様の家へ行ってきました。
このお客様の家の屋根は、モニエル瓦が使用されていました。
※モニエル瓦は、セメントと川砂を混ぜ合わせて混ぜ合わせて作られる「乾式コンクリート」といわれるヨーロッパ発祥のセメント瓦の一種です。このモニエル瓦を作っているメーカーはラファージュ・ルーフィング会社といい、世界46ヶ国に展開し、年間、約150万戸分の屋根材を生産する屋根材の世界シェア一位だった会社ですが、現在は日本市場から撤退しています。
モニエル瓦は通常の瓦とは違い、表面に「スラリー層」というセメントの粉が薄く吹き付けてあります。
そのため、以前はこの上に塗装をすると剥がれ等がおきるトラブルが多かったのですが、スラリー層を固める‟水性2液形エポキシ樹脂シーラー”という下塗り材が出来てきてからは、塗装ができるようになりました。
しかし、塗装をする際には、表面の劣化したスラリー層を出来るだけ取り除いてから施工をすることが重要となります。
お伺いしたお客様のモニエル瓦を拝見すると、こんな状態で塗膜が剥がれておりました。
前回の塗り替えを行った際に、脆弱なスラリー層の除去不足と下塗り材の塗布量不足が原因と推測されます。
工事を行う際は、スラリー層が指に付着しなくなるまで、高圧洗浄及びワイヤーブラシ等で入念に除去し、下塗り材を光沢が出るまで塗布していきます。
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