2026.09.14
AIを使うほど、考える力はなくなるのか?
最近、仕事の中でAIを使う場面がかなり増えました。
文章を考えるとき。
アイデアを整理するとき。
業務改善のヒントがほしいとき。
自分では思いつかない視点がほしいとき。
以前なら、机に向かって「うーん……」と考え込んでいたことも、今ではAIに投げかけると、数秒でいくつもの案が返ってきます。
便利です。
便利すぎるくらいです。
だからこそ、少し気になることがあります。
**こんなにAIを使っていて、人間はちゃんと考える力を保てるのだろうか?**
AIを使えば使うほど、頭を使わなくなる。
そんな意見を目にすることもあります。
確かに、何も考えずにAIの答えをそのまま使うだけなら、そうなるかもしれません。
でも私は、実際に仕事でAIを使っていて、むしろ逆の感覚を持つことがあります。
AIを使うことで、
「本当にこれでいい?」
「他の方法はない?」
と、以前より考える場面が増えているからです。
AIが出してくる答えは、必ずしも正解ではありません。
たまに、
「いや、それは違うでしょ」
ということもあります。
だから結局、最後に必要なのは人間の判断です。
現場を知っていること。
お客様を知っていること。
会社の事情を知っていること。
過去の経験があること。
こうした部分は、AIには分かりません。
だから私は、AIを「正解を教えてくれる存在」というより、
**考えるための相手**
として使うのが一番いいのではないかと思っています。
例えば、
「この業務、もっと効率よくできないかな?」
と聞いてみる。
するとAIは、いくつか案を出してくれます。
その中から、
「これは使えそう」
「これは現実的じゃない」
「この案とこの案を組み合わせたらどうだろう」
と、自分たちで考えていく。
この作業こそ、人間にしかできない部分です。
実際、仕事の中には、
「前からこうやっているから」
という理由だけで続いていることが結構あります。
本当はもっと簡単にできるのに、慣れてしまって疑問を持たなくなっている。
そんな仕事を見つけるきっかけとして、AIはとても優秀です。
ゼロから考えるのは大変でも、
一度案が出てくれば、
「もっとこうした方がいい」
「いや、うちには合わない」
と考えやすくなります。
**答えを出してもらうことではなく、考えるきっかけを増やしてくれること。**
AIが人を賢くするか、考えなくさせるか。
それは結局、使い方次第です。
何でもAI任せにすれば、考える機会は減るかもしれません。
でも、
「AIの答えを疑う」
「自分たちに合う形に直す」
「さらに良い方法を考える」
そんな使い方をすれば、AIは思考力を奪うどころか、考える幅を広げてくれる存在になります。
これからAIは、もっと身近になると思います。
だからこそ、
AIに考えてもらうのではなく、
**AIと一緒に考える。**
そんな使い方をしていきたいなと思っています。
もし今日、
「ちょっと面倒だな」
と思うことがあったら、
一度AIに、
「もっといい方法ない?」
と聞いてみてください。
そこから、意外な改善が始まるかもしれません。
~選んだ道を正解にする~
杉藤


