2016.06.30
不良施工・手抜き工事の実態
当社は毎月塗り替え相談会を開いています。
塗り替えをご検討中の方の来場がメインですが、
中には塗り替え工事が終わった方も相談に訪れます。
その理由は工事が不良施工、手抜き工事をされて
しまい、一度我々の意見を聞いてみたい、相談したいという方々です。
不良施工、手抜き工事の実態を
実際の事例を元にご紹介させていただきます。
御相談者Ａ様（仮名）の場合。
Ａ様は全国展開をしている某大手訪問販売系の
塗装会社に塗り替え工事を依頼されました。
施工期間中は職人が来ない日が何日も続いたかと
思えば、次は急に足場を直ぐに解体をしたいからと急いで
工事をしだしたりと工事内容に不満と憤りを感じていたそうです。
他にも挙げたら切りがないほど色々とあったみたいです。
ここで終わりではありませんでした。
問題はここからです。
工事をして半年も経たぬうちに塗装をした箇所が
膨れてきました。
↑ 写真では分かりにくいかもしれませんが、屋上の防水層に無数の塗膜の
膨れが見られました。
元々防水層を保護する為に押さえコンクリートが打設してあり、その押さえコンクリートに
今回トップコートを塗ったようです。
内部に溜まった水蒸気が塗膜を押し上げることで
このような膨れが発生します。
押さえコンクリート仕上げの場合だったらウレタン防水の通気緩衝工法などで
水蒸気を外へ排出させれるようにしないとこのような膨れが生じます。
この不具合を施工した業者に見てもらったようですが、
その業者は問題ありませんと一切対応をしてくれないそうです。
これはあきらかな施工不良です。
私は今後も引き続きＡ様をサポートさせていただきます。
次はＢ様（仮名）の場合。
Ｂ様が施工を依頼した業者の場合は更に悪質です。
見積書に書いてある工法と違う工法で工事がしてある、
見積書と違う塗料を使っている、そして根本的に施工の
技術が低い。
塗り残しがあちらこちらに見られ、とても一人前の職人が塗った
ようには見られませんでした。
あまりに酷い施工に私は絶句しました。
過去にもこの業者で見積もりを取った方から
劣化診断書に違う家の劣化写真が載せられていたなどと
聞いてはいましたがこれほどまでとは、、。
立派なＨＰには良い事ばかり書き、
これが絶対に手抜きのない塗装で、塗装への情熱
かと呆れてしまいます。
完全に塗装を舐めてますね。
汚い言葉を発して申し訳ないですが、それほどまでに
酷いのでご理解をいただけると幸いです。
残念ながらＨＰの見せ方が上手いので今後もここに依頼をして
手抜き工事に悩まされる方が増えていくでしょう。
お客さんがどのような思いで工事を依頼しているのか。
検討に検討を重ね、それでも詳しくは分からない
状況の中でお客さんは最終的にはその会社を、
そして担当者を信頼するしかありません。
その思いを簡単に踏みにじる行為。
悲しきことにこんなことが身近に
起きているのが塗装業界の実情です。
あま市、稲沢市、津島市、愛西市の外壁塗装なら安心と信頼のみわ建装まで
至誠にして動かざるものは 未だこれあらざるなり