2017.01.16
水と塩
どうも！川出です。
本格的に冬到来を感じさせる気候になりましたね。
雪が降る前に塩を撒いておくと地面が凍結しにくくなります。
一般道などですと凍結がひどい部分には塩化カルシウムが
撒かれる事が多いようですが、塩化カルシウムが撒かれた
水は鉄部を錆びさせてしまいます。
車で雪道などを通った際には、車の下部を水で洗い流すと
錆を防ぐ事ができますよ。
なぜ錆びやすくなってしまうのかと言うと、
これは通電性が原因です。
水と言うと通電しやすいもの、と思われがちですが、
純粋な水（H2O）は絶縁体に使われるほど電気を通しません。
しかし、水はあらゆるものを溶かす性質が強く、
不純物を含みやすい性質もあります。
水に不純物が含まれた時、電気をよく通すようになるのです。
また、電気が流れやすい状況に金属が置かれた場合、錆びやすくなります。
そのため、塩化カルシウムなどを含んだ水は金属を錆びさせやすくなるんですね。
これは家屋の鉄部にも同じことが言えます。
海の近くの家ほど劣化が早いのは、塩分を含んだ潮風を
受けるためです。（これを塩害と言います）
海の近くは景観的に素晴らしいですが、塩害対策もキチンと
行った方が良いでしょう！
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