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どうも！川出です。

先日「軒天が捲れてきている」とお問い合わせがありました。

一口に「軒天」といっても、いろいろな素材があります。

1つはケイカル板。

ケイカル板とは「ケイ酸カルシム板」の略であり

腐食がしにくく、耐久性、耐火性に優れています。

また性質的に反りなどが発生しにくく、

軒天井やマンションのベランダ上部、ホテルの廊下天井、

店舗の天井などにもよく使われていますね。

しかし、耐水性がめちゃくちゃ高いわけではなく、水をよく吸います。

水をたっぷり吸ってしまうと乾かしたとしても

ボソボソになってしまい、劣化してしまいます。

そのため、雨水があまりかからない軒天に使われるわけですね。

もう一つがベニヤ板。

これは薄く切った木材の繊維が縦横交互になるように

重ね合わせ、熱圧着をさせた板になります。

木の繊維が縦横に組み合わさるため、あらゆる方向からの

力に強く、安価に生産をすることができます。

また、その製造工程上接着剤の層ができるため、シロアリ

にも意外と強く、水蒸気を通しません。

ベニヤ板自体は仕上げ上見た目があまりよくありませんが、

表面に仕上げ材を張り付けたものがあり、これを「化粧合板」と言います。

一見木目が出ている軒天であっても、ベニヤ板に

木目のプリントがされている化粧合板が使用されていることがあります。

他にも金属板を使用している場合もありますが、

ケイカル板やベニヤ板でできていることがほとんどだと思います。

軒天は劣化をしてくると、色あせなどがおこり、

最終的には腐食し穴が開いてしまったり、捲れてきてしまいます。

あまり劣化が激しくなってしまうと、塗装による補修はできず

入れ替えになってしまいます。

場所によっては雨水がかかりやすく、外壁よりも早く

劣化が進行している場合も。

もしも気になった場合はお気軽にご連絡ください！

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