2022.09.02
秋の七草
こんにちは。 総務課 宮坂です。
皆さん 『秋の七草』 ってご存知でしょうか?
春の七草は聞いたことがあったのですが、 初めて知った言葉でしたので
調べてみました。
『秋の七草』
由来は、 万葉集に収録されている 山上憶良(やまのうえのおくら)の二首の歌だと
言われています。
① 〚秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種(ななくさ)の花〛🌸
意味は、 「秋の野に咲いている草花を指折り数えると七種類ある」 となります。
② 〚萩の花 尾花 葛(くず)の花 撫子(なでしこ)の花 女郎花(おみなえし)
また 藤袴(ふじばかま) 朝貌(あさがお)の花〛🌸
この歌で、 秋の野に咲く7種類の草花を説明しています。
萩(はぎ) ・ 薄(すすき・尾花のこと) ・ 葛(くず) ・ 撫子(なでしこ) ・ 女郎花(おみなえし) ・
藤袴(ふじはかま) ・ 桔梗(桔梗・あさがおのこと)になります。
『秋の七草』 は、厳しい冬を迎えるにあたり、美しい花を愛でながら、かつ薬草としても
効果のあるものが集められています。
そのため、 『春の七草』 のように粥にして食べることはなく、主に観賞用として
秋の風情を楽しむためのものです。
旧暦の7月、8月、9月が秋なので、この頃が 『秋の七草』 の鑑賞時期となります。
現在の暦にあてはめると、9月中旬ごろから11月初旬ごろになります。
こんな秋の楽しみ方も いかがでしょうか?
~一期一会 出逢いを大切に~